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だんだんわからなくなってくるんです 

自分のことが

本当の自分じゃないから

Sakuraba  Yuka

Vol.01

桜羽結華

生年月日:1998年5月20日

年齢:22歳

出身地:東京都中央区月島

家族構成:父親、母親、5つ年上の兄、2つ年上の姉

職業:イラストレーター

Q.嫌いな食べ物

A.納豆。

Q.毎日必ずすること 

A.海で夕日を見てぼーっとする。
Q.忘れられない記憶 

A.綺麗な夜景を見た時に「働いてる人の残業のおかげだよ」と、言われたこと。

Q.得意なこと

A.友達をイメージした風景画を描くこと。
Q.10年後の自分は何していると思う
A.騒がしい街から離れて自然豊かな山奥に住んでいる。

Q.5000万円もらったら何に使う

A.美味しいご飯を食べる。

Q.特別な能力を持つならどんな能力を持ちたい 

A.どこでもドアを使いたい。

同じ環境にずっといると最初のうちはこうしなきゃって 
環境に合わせて自分を抑えられるんですけど 

だんだん分からなくなってくるんです自分のことが
本当の自分じゃないから 

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いつも友達と話す時は聞き役が多くて、

結構みんなからは能天気って言われます。

自分の意見とかはあまり言わないほうなので。

相手に「こうだよね」と言われたら

「そうだよね」と答えていて、

「でも」とかが生まれなかったんです。

前よりは自分の意見を

人に言うようになったんですけど、

でも人を傷つけないように

言葉を選んでいると思います 。

そこは間違ってなかったと思うし

それが好きなのかもしれないと思います。

今は全然ないけど、

小学校、中学校の時はいじられてて、

それに慣れてなくて、

でも今思えばそういういじられキャラになってたのかなって。

そのことを自分ではわかってなくて、

今でもその人たちと仲良いから、

その頃のキャラで終わってると思うんですけど、

当時はそのいじりに耐えられなかった。

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いじられた内容はそんなに覚えていないんですが、

自分の中でプチンと一線を超えたら、

当時は誰かに言うよりは自分で泣いて落ち着いて、

感情をコントロールしていました。

あとは、寝るとリセットされるので

そんな風に自然と忘れるようにしてました。

勇気がなかったから人に嫌だとか言えなくて、

自分で感情をリセットするように

していたんだと思います。

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同じ環境にずっといると

最初のうちは「こうしなきゃ」って、

環境に合わせて自分を抑えられるんですけど、

だんだんわからなくなってくるんです。

自分のことが。

本当の自分じゃないから。

友達には「結華はいつも明るいね」

と言われることが多くて、

明るい私という印象が強いと思います。

イラストの表現もそんな私と近い雰囲気で、

生活の周りで起こる些細な幸せな瞬間を描いています。

でもそれは私の全てではなくて。

そうじゃない、明るくない私もいるんです。

イラストの中でも本当の自分を描いてはいないかもしれないです。

でもそれで良いかなって。

表と裏とか本当と嘘とかを正反対のものとして

前までは捉えていたんですけど、

今は球体みたいなイメージで、

嘘も本当も見る角度によって、変わってくる。

以前は、キャラというか、

友達によって違う自分を見せてしまうことに悩んでいて、

今もそれは少しあるんですが、

それも全部自分なんじゃないかなって今は思えていると思います。

自分の悪い所を変えようと思うと結構難しくて、

悪いところをどうやって受け入れて、

良いところを 探せるかって考えるようになりました。

今は自分を見つめるために絵を描いています。

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最後に「桜羽結華」をあなたはどうみていましたか?

2020年3月22日午前9時51分 35°19'36.3"N139°21'05.2"E

なりたい自分と今の自分を比較している部分もあるし。

こんなこと人に伝えることって滅多にないし、

自分は変わったんだって、

話しながら自分で理解しようとしていました。

今まで自分の感情を言えなかったことを後悔しているっていうか。

もっと違うやり方があったんじゃないかなって。

その時は思いつかなかったけど、

今、こう少しずつできるようになって、

それを改めて自覚してきたかなと思います。

企画:川村拓希

取材:松井亜衣

撮影:川村拓希

デザイン:綛村夏生

スタイリング:門脇玖瑠実

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