Q.嫌いな食べ物
A.納豆。
Q.毎日必ずすること
A.海で夕日を見てぼーっとする。
Q.忘れられない記憶
A.綺麗な夜景を見た時に「働いてる人の残業のおかげだよ」と、言われたこと。
Q.得意なこと
A.友達をイメージした風景画を描くこと。
Q.10年後の自分は何していると思う
A.騒がしい街から離れて自然豊かな山奥に住んでいる。
Q.5000万円もらったら何に使う
A.美味しいご飯を食べる。
Q.特別な能力を持つならどんな能力を持ちたい
A.どこでもドアを使いたい。
同じ環境にずっといると最初のうちはこうしなきゃって
環境に合わせて自分を抑えられるんですけど
だんだん分からなくなってくるんです自分のことが
本当の自分じゃないから
いつも友達と話す時は聞き役が多くて、
結構みんなからは能天気って言われます。
自分の意見とかはあまり言わないほうなので。
相手に「こうだよね」と言われたら
「そうだよね」と答えていて、
「でも」とかが生まれなかったんです。
前よりは自分の意見を
人に言うようになったんですけど、
でも人を傷つけないように
言葉を選んでいると思います 。
そこは間違ってなかったと思うし
それが好きなのかもしれないと思います。
今は全然ないけど、
小学校、中学校の時はいじられてて、
それに慣れてなくて、
でも今思えばそういういじられキャラになってたのかなって。
そのことを自分ではわかってなくて、
今でもその人たちと仲良いから、
その頃のキャラで終わってると思うんですけど、
当時はそのいじりに耐えられなかった。
いじられた内容はそんなに覚えていないんですが、
自分の中でプチンと一線を超えたら、
当時は誰かに言うよりは自分で泣いて落ち着いて、
感情をコントロールしていました。
あとは、寝るとリセットされるので
そんな風に自然と忘れるようにしてました。
勇気がなかったから人に嫌だとか言えなくて、
自分で感情をリセットするように
していたんだと思います。
同じ環境にずっといると
最初のうちは「こうしなきゃ」って、
環境に合わせて自分を抑えられるんですけど、
だんだんわからなくなってくるんです。
自分のことが。
本当の自分じゃないから。
友達には「結華はいつも明るいね」
と言われることが多くて、
明るい私という印象が強いと思います。
イラストの表現もそんな私と近い雰囲気で、
生活の周りで起こる些細な幸せな瞬間を描いています。
でもそれは私の全てではなくて。
そうじゃない、明るくない私もいるんです。
イラストの中でも本当の自分を描いてはいないかもしれないです。
でもそれで良いかなって。
表と裏とか本当と嘘とかを正反対のものとして
前までは捉えていたんですけど、
今は球体みたいなイメージで、
嘘も本当も見る角度によって、変わってくる。
以前は、キャラというか、
友達によって違う自分を見せてしまうことに悩んでいて、
今もそれは少しあるんですが、
それも全部自分なんじゃないかなって今は思えていると思います。
自分の悪い所を変えようと思うと結構難しくて、
悪いところをどうやって受け入れて、
良いところを 探せるかって考えるようになりました。
今は自分を見つめるために絵を描いています。
最後に「桜羽結華」をあなたはどうみていましたか?
2020年3月22日午前9時51分 35°19'36.3"N139°21'05.2"E
なりたい自分と今の自分を比較している部分もあるし。
こんなこと人に伝えることって滅多にないし、
自分は変わったんだって、
話しながら自分で理解しようとしていました。
今まで自分の感情を言えなかったことを後悔しているっていうか。
もっと違うやり方があったんじゃないかなって。
その時は思いつかなかったけど、
今、こう少しずつできるようになって、
それを改めて自覚してきたかなと思います。
企画:川村拓希
取材:松井亜衣
撮影:川村拓希
デザイン:綛村夏生
スタイリング:門脇玖瑠実